「子供を守る」とは、子供の何を何から守ることなのか?

「子供を守る」という言葉は、あまりにも抽象的な言葉で、一体何を言いたいのかが分からない文章です。
ですが、そんな抽象的な言葉であるにも関わらず、普通の人は「子供を守る」と聞くと、
- 現在の子供が、親が心配する状況に陥らないように導く
- 子供が成人したときに、親が心配する状況に陥らないように導く
(親が心配する状況は、親の経験や価値観によって異なります。)
といったニュアンスを感じ取り、 守ろうとすると、逆に、苦しめることになる で説明した状況に陥りがちになります。
ここで、『子供を、自ら成長し続ける自立した人間へと導く』ということに主眼を置いて、抽象的な文章をもう少し具体的にすると、次のような文章になります。
- 子供たちの心が弱った状態に陥ることから守る
ちなみに、心が弱った状態とは、
- もともと持っている「自ら学び成長する力」が弱まっている
- もともと持っている「自らの心を回復させる機能」が低下している
- 心を回復させる機能が低下しているため、心の苦しさが蓄積してしまっている
子供たちの心が弱った状態に陥ることから守る方法
それは、何度も説明していますが、
- まず、十分時間をかけて、つらい気持ちになった子供を、ただ、気持ちを聞きながら抱きしめる
ということです。
(この対処方法のコツは、感情的になった子供との関わるコツ(サイト名 『 子育ての回想と試行錯誤と解釈 』 )を参考にして下さい。)