心の苦しさの原因を理解するのに心理学はいらない

私はこれまで心についてあれこれと考えてきましたが、最近、とてもシンプルな結論にたどり着きました。
主要なポイントを挙げるとしたら、次の2つで十分です。
- 『三つ子の魂百まで』
- 『子供を叱るときは、逃げ場を作ってあげることが大切』
世の中の親という立場に立つ方々が、たったこの2つのことを正しく理解して子育てをするだけで、
- 心の苦しみに押しつぶされそうになりながら生きる大人
- 犯罪を犯してしまう人間
は、大幅に減っていくのだと考えています。
つまり、幼少期の親子の関わりや大人と子供の関わりが非常に重要だということです。
これらを踏まえて、今の世の中を眺めたとき、2つの問題が存在します。
- 前に述べた大切な2点を無視した子育てが行われている割合が高いと思われること
- そのような子育てをされて成人が、心に大きな苦しみを抱えながら生きなければならないということ
つまり、今の世の中においては、次の2つの方向から人の心にアプローチする必要があるのです。
- 大きな心の苦しみを抱える人間を新たに生み出さない(予防)
- 大きな心の苦しみを抱えてしまった人が生きていくことを手伝ったり、見守ったりする環境を作り上げる(救済)
次項以降、しばらく、
- 幼少期の親子関係や大人と子供の関わりが、どうして大切なのか?
- どのようなやり取りが、どのように心に影響するのか?
について説明していきます。