人は誰でも自らの内部に自己を成長させる力をもっている

来談者中心療法では、「人は誰でも自らの内部に自己を成長させる力をもっている」という考え方が前提になっています。
そして、その能力を活性化させるためには、カウンセラーには、次の3つの態度が大切だといわれています。
- 自己一致
- 無条件の肯定的理解
- 共感的理解
カウンセリングや来談者中心療法などの本を読むと、もっと詳しく説明されていて、それらの説明を読めば「そうなんだ」と納得する人は多いと思います。
実際に、その通りだと感じることは多いです。
しかし、「人間の成長する力」 と 「カウンセラーの態度」 を並べてみると、いまいち関連性が明確ではありません。
経験則としては正しいことだと思います。
でも、論理的には、どこかごまかされているような感じがします。
そこで、「人は誰でも自らの内部に自己を成長させる力をもっている」というところを中心に考えてみたいと思います。