直接的体験よりも重要な二次的体験

直接体験とは・・・
一般的な視点で『体験』と認識されることです。
これには、嬉しい経験 と つらい経験 があります。
例えば、つらい経験を挙げると、次のような感じです。
- 買い物についていったとき、急に欲しくなってしまったおもちゃを買ってもらえない
- 学校で先生に怒られた
- 同級生に意地悪された
- 滑り台から落ちた
- お使いの途中で、お金を落としてしまった
- 頑張って勉強したのに、テストの点数が悪かった
- 大切にしていたおもちゃを、不注意で壊してしまった
- お腹が空いたと感じた
これらの直接的体験によって、人には感情や感覚が生じます。感情や感覚が生じるのは人間以外の動物でも同じだと思われます。
そして、動物の場合は、この直接体験で、その出来事に伴う体験は、ほぼ終わりになると考えられます。
ところが、「思考」や「論理化された記憶」に支配されている人間の場合は、少し違います。
直接的経験(その出来事)に対して感情・感覚を持ったために、更なる体験が待ち受けているのです。
- その感情や感覚をもった自分が、どのように扱われたか?
この自分の感情や感覚が扱われる体験を、このサイトでは二次的体験と呼んでいます。
- この直接体験によって感じた不快感の大きさ
- 二次的体験による不快感の浄化(または、強化)の度合い
によって、その直接体験による学習の、
- 条件反射として学習される比率
- 情報として学習される比率
が変わってくると考えています。
