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人は、なぜ犯罪を犯すのか?

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犯罪は、大きく次の4つに分けられると考えています。

  1. 偶発型
  2. 追い詰められ型
  3. 執着型
  4. 反応型

偶発型

偶発型は、事故ということもできます。例としては、道を歩いていてつまずいた時に、前を歩いていた人を押し倒して怪我を負わせてしまったような場合です。

意図的な心理は働いていないため、これ以上の説明は不要だと考えます。

 

追い詰められ型

次に、追い詰められ型です。(一般的には感情が爆発すると認識されていると思います)

追い詰められた結果、感情が爆発して、理性を失ってとった行動が、犯罪に当たる場合です。

一般的には、犯罪を犯した人の感情の問題だと認識されていますが、何かに追い詰められた結果、「窮鼠猫をかむ」的な行動の結果と考えています。

では、何に、追い詰められるのでしょうか?

それは、次の2つが考えられます。

  1. 相手の追い詰めるような行動
  2. 自分の過去の学習

 

少し、「犯罪」のタイプが違うように見えますが、経済的に困窮して、窃盗や万引きをしてしまうという行動も、原理的には同じだと考えています。

 

執着型

自分が考えたアイディアに執着するあまり、それを実行せずにはいられなくなり、理性とは関係のない世界で行動してしまいます。

今回は、これらを、

  • 感情相殺(復讐・仕返しなど)
  • 妄想執着(一目ぼれストーカーなど)
  • 予防執着(モンスター・ペアレントなど)
  • 修復・復元執着(復縁ストーカーなど)

 

などに分類してみました。

執着心の原動力は、実は、その人が意識している事柄とは無関係な、慢性的に抱える心の苦しさです。

しかし、人は、目の前に原因と出来そうなっことを見つけると、それを、根本原因だと思い込み易いところがあります。(これは、人間がそういうつくりになっているからなのでしょう。このつくりについては、書籍 「 あなたにもある心を回復する機能 」 の中で、詳しく説明しています。)

 

なぜ、心に慢性的な苦しさを抱えてしまったのかは、2種類の『心の苦しさ』 や 子供をつらい気持ちのまま長く放置してはいけない(サイト名 : 子育ての回想と試行錯誤と解釈 )などを参考にしてください。

 

話を戻します。

慢性的な心の苦しさは、ずっと前からあるものなので、たまたま定めた目標を達成したところで、何ら変わることはありません。

仕返しなどをすると、一旦は、すっきりしたように感じるかもしれません。しかし、それは、気のせいです。やがて、自分の心の苦しさが残っていることに気づきます。そして、また、はじめに意識した事柄だをその苦しさの原因と認識します。このとき、「もっと強烈ことをなことをすれば、もっとスッキリするに違いない!」と思って、前回よりもひどい仕返しをしがちになります。これが、仕返しや復讐がエスカレートしていく原理です。

 

一目ぼれは、それが、付き合うことになったとしても、慢性的な心の苦しさが別れの原因となり、また、慢性的な心の苦しさによって別の一目ぼれへとつながっていく確率が高いと考えます。(つり橋効果に似た原理です。)

 

修復・復元執着も同じです。壊れたものの修復が達成されたとしても、心の苦しさは消えません。ですから、例えばよりを戻して復縁した後、慢性的な心の苦しさの原因を、相手に求めれば、DVなどにつながる可能性は高いと思います。

 

反応型

これは、例えば、自分がしたちょっとした仕事の失敗を、上司に報告することができずに隠してしまう、といった感じです。運がよければ、見つからずに、責められることを回避できます。しかし、「失敗した」「失敗を隠している」という罪の意識からは逃れられません。また、現実の事態も、多くの場合は、放置によって好転することはなく、どんどん悪化していき、ますます、告白しにくい心境に自分を追い込まれていきます。

 

根本にあるもの

 

 

犯罪の根本的なところを簡単に書くと次のようになります。

  • 子供時代の学習によって、将来の犯罪の可能性が左右する
  • 子供時代の親の接し方によって、将来の犯罪の可能性が左右する

 

その具体的な内容を、親の立場で書くと

  • 泣いている子供を、抱きしめてあげたか?
  • 謝ったら、しっかり許してあげたか?
  • 一つのことで、長く、責め立てたりしなかったか?
  • 両親がそろって、子供を責め立てたりはしていないか?(気持ちの逃げ場を残しているか?)

 

ということになり、まとめると

  • 泣いている子供を抱きしめれば、執着する傾向が小さい人に育つ
  • 気持ちの逃げ場を常に残してあげるようにしておけば、追い詰められにくい人に育つ

 

その結果、犯罪を犯す可能性が低くなり、逆のことをすれば、犯罪を犯す可能性が高くなるということです。

ここまでは、子供を犯罪者に育てないというところに焦点を置いて説明しました。

 

ここからは、犯罪を犯してしまった人のことを書きます。

犯罪を犯してしまった人には、子供時代の追い詰められた経験、悲しい気持ちのまま放置された経験があると推測されます。そんなつらい経験をした心に癒しを与えなければ、罪を与えるだけではその人は救われません。だから、同じ過ちを繰り返すことにつながってしまうのではないかと思います。

 

少しはなしはそれますが、裁判で、「犯行が計画的であったかどうか?」が焦点になることがあります。それは、計画的=凶悪(性悪な人物)という論理に基づいているようです。でも、それは、真相を究明するには、ほとんど役に立たない議論なのです。

 

うまく説明できたかどうか分かりませんが、もし、私の言いたいことが伝わったら、死刑制度の是非の議論に、「人道的立場」という雰囲気的な理屈ではなく、論理的な視点があることに気づいて頂けたのではないかと思います。

彼らが、やってしまった行為が許しがたいことに間違いありません。

でも、そのような行動に至った背景には、生まれてからそこに至るまでの、その人の長い歴史があるのです。

  • 子供のときに、泣いているのに、抱きしめてもらえずに、そのままに放置される頻度が高かった
  • 逃げ場を断たれて、責め立てられる頻度が高かった

という、つらく寂しい事情を、恐らく抱えているはずです。

もし、泣いているときにたくさん抱きしめてもらえていたなら・・・

もし、責められてつらいとき、逃げ場となる人がいてしっかり抱きしめてもらえていたら・・・・

きっと、その人の人生は違ったものだったろうと思います。

そこを理解しないで、罰の良し悪しだけを議論するのは、どうかと思います。

 

 

余談ですが・・・

面接の手法に負荷面接というのがあります。

簡単に説明すると、「面接中にストレスのかかる質問を沢山して、その人物のストレス耐性を見抜く」ということになっています。

でも、実は、人物を見抜いているわけではなく、その人の育てられ方を見ているに過ぎないところがあるのです。

 

 

以前、罪と罰 ( サイト名 : ピュアハート・カウンセリング ) でも、関連することを考えたことがありました。

また、基本的な考え方 ( サイト名 : 子育ての回想と試行錯誤と解釈 )の一連のページでは、子供をこのページで示した状況に追い込まないためのポイントを説明しています。

もし、興味があれば、そちらもどうぞ。

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Comments

  1. ほとんどの犯罪は単純な問題じゃないかと思うんですよ。
    子供のころに2,3の簡単な物事が理解できれば済む話だったりする。
    なのにそれを教えずに社会に出したりする。

    例えば死刑だって本当は不要なのに「賛成だ」って人が多い。
    犯罪者は精神的に未熟(子供)なので必要なのは刑罰ではなく教育である筈なのに。
    悩み苦しんだ結果犯罪を犯したのに、その上刑罰を加えるのは本当の悪なのでは?
    人間の精神について単純でも良いから適格な洞察があれば解決する筈なのに。

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